RGV250Γ VJ21A レストア27 ハンドルスイッチ美化とアクセサリー電源取り出し
ハンドルスイッチ、左右ともに機能は問題無いが印字が消えて見栄えが悪い。
左は完全に消滅し
右も一部残っている程度。
印字部に凹凸があれば綺麗に復元できるのだが、このような表面印刷では綺麗に塗れない。
車体入手直後からオークションで部品を探し、そこそこ綺麗な物が出品されていたので落札。2つ合わせて送料込¥4500ほど。
届いた物はそこそこ綺麗で見た目は良い、左スイッチはウインカー部分が硬くて戻りも悪いが、それ以外は問題なさそう。左スイッチは外装カバーだけ利用する事にする。
スイッチユニットの裏ネジ2本を外し、上側のユニットからライトとパッシングスイッチを外して外装移植。後は元通り組むだけで終了。
次に右スイッチ、これは自車のキルスイッチの赤色も色褪せているし、ユニットごと交換する事にする。ハンドルスイッチのコネクターはタンク右下に集合しているので車体からタンクを外す
でコネクターを見ると、なんだか違う。
自車は左の3ピンカプラー、入手品は右の4ピンカプラー。
VJ21Aには’88年のJ型と’89年のK型があり、自車はJ型、落差したのはK型らしい。
サービスガイド見るとJ型はライト電源とキルスイッチ電源が共通、K型は独立している。物理的なスイッチの構造は同じだが、配線が異なる。というわけでK型右ハンドルスイッチをJ型で使うなら電源の2本を繋げば良いだけ、ちなみにK型のライト電源とキルスイッチ電源は線材太さが異なり、ライト側は太くなっている。
ピンそのものはJ型もK型も同じなので、コネクターからピンを抜いて組み替える。コネクターの接続口の突起にピンセットを差し込み、ピン背面のロックバネを押さえて線を引っ張れば抜ける。
K型のライト用電源線にキルスイッチ電源線を巻き付け、ついでにUSB電源やETCも付けたいので、ここにもう1本アクセサリー電源取り出し用に赤色ハーネスを繋げてシート下まで引き回しておいた。これでメインハーネスには手を加えなくても良いし、キー連動で電源が引き出せる。ピンは接点にバネ性があるタイプなので電力的にも余裕はあると見込む。今後ヘッドライトをLED化すれば更に消費電力減らせるから問題ないだろう。
あとは半田で補強して収縮チューブで絶縁、オリジナルのJ型コネクターにピンを正しく組み込む。
右ハンドルスイッチを組み替えてひと通り動作確認。全て正常なのでタンクを付ける。
印字があるだけで現役感が出てきた。
ついでにハンドル周りのサビたボルト類も交換し、そこそこ綺麗になった。