RGV250Γ VJ21Aフォークオイル漏れ「キチンと」修理
以前サンドペーパーで簡易的にオイル漏れ修理したRGV250Γのフロントフォーク、その後3年間耐えたけど、またオイルが漏れ始めたので流石にオイルシールとダストシールを交換しました。ダストシールの形状的に多分一度も交換されていないと思うので、34年物になるかな
部品はまだ純正が出るし、出なくてもこの手の部品はサイズが分かれば流用できるので心配なし。
まずリアにメンテスタンドかけてアンダーカウルを外し、キャリパー外してレジ袋に括り付け、ホイールナット類を緩めてからチャンバーが凹まないように下にラバーマウントのフロアージャッキを添えて、真っ先にフォークのイニシャルアジャスターを緩めてトップブリッジやアンダーブラケットのフォーク固定ボルト類を緩めておき、最後に車体を上げてホイール外す。
フォークのインナーチューブには稼働部にも少しサビがあるので交換したかったが、あいにく出物に巡り会えず再利用する。とりあえずフォークを抜いて
スプリングで飛ばないようイニシャルアジャスターを押さえながら回して外し、アウターチューブの底にあるボルトを緩めてオイルを抜く
まあ汚いオイルだな、水分も混じって乳化してる。
あとはダストシールとCリングを細いマイナスで外して、オイルシールはインナーチューブをコンコンと手で勢いよくインパクト与える感じで引き上げれば
スポッと抜ける、インナーのパーツは汚れてるけど使えるのでクリーニングして再利用
シールは劣化で微小なヒビ入ってました。
各パーツクリーニングして、インナーチューブも極力サビ落として再度組み込み
新オイルシールにダメージ与えないようインナーチューブにしっかりオイル塗布して、オイルシールの上下方向に注意して挿入し、さらに旧オイルシールを被せて
プラハンマーで叩いて少しづつ圧入
あとはダストシールを被せて出来上がり。
新ダストシールは上部がスプリングで締め付ける構造になっています。
あとはボトムのボルトと銅ワッシャーを規定トルクで締め付けて
左右とも同様に作業して、あとはオイル入れて車体に組むだけ。
フォークオイルの純正指定はSHOWAのSS-8(40℃粘度36.8)らしいけど、今回はWAKO'SのFK10(40℃粘度33.6)を選択。
規定量429cc入れて出来上がり。
組み終えて走った感じ、フォークのダンパーは前よりも気持ち硬くなったかた?程度でFブレーキングでの初期沈みやギャップでの吸収はほぼ変化なし。ただし以前はオイル量が減っていたためか強めにFブレーキかけた際の沈み込みは随分軽減され乗りやすくなりました。
当然フォークのオイル漏れも無く、これでしばらく手入れする事は無さそうです。