不用だけど捨てれない物 その2
仕事を終え、先日に続き不用品のポケコン軍団の今後を考える。
とりあえず棚から全部出して最後の記念撮影〜
なぜこんなに集めたのか?我事ながら不明…
とりあえず思い入れのある子は保管して、そうでもない子は手放そう。。
しかしまあ古い、PC-1210/1211なんて1980年の製品だから40年前か!これ3台あるけど流石に液晶は全部ダメになっている。動くかな?とりあえず比較的液晶のマシな子の裏蓋外して電池を入れる。
裏蓋のネジ2本が特殊で、先端にスプリングが埋め込まれている。静電気対策か妨害電波対策かな?とにかくSHARPのこだわりが感じられる。この頃のSHARPって素晴らしい企業だったなあ。今となっては…
ボタン電池の指定は水銀電池のMR44(1.35V)x4(5.4V)だが手持ちは無い、でシート買いして多量に在庫のあるLR44(1.5V)を4個(6V)入れる。正直ヤバイが、まあ昔からLR44で運用して壊れなかったので気にしない。
電源入れると、動いた。
キーも普通に受けるしBEEPも鳴った。
懐かしい!「0」(ゼロ)の表示に斜め線が入っていないキャラクターが懐かしい!
他の2台も試したら動作した、ただ液晶が終わってて解読不可能。
うーむ液晶が残念、流石に40年前の物だしSHARPもアレだし、部品入手出来ないだろうな。。
と、とりあえずネット調べてたら、なんと個人で特注で同等のLCDを作成した強者が海外にいる…凄い情熱だな、で、そこそこの数を生産したらしく、販売もしているようだ。
うーむ、直せる可能性があると思うと迷いが出るな。どうしようか、、
それよりも、なんか液漏れ臭い匂いがするので見てみると、PC-1500の3台中1台とFX870Pが単三電池入れっぱなしだった。やっちまった!10年以上放置は絶対ダメだわ。。
PC-1500はこのザマで
ベトベトの電池外したらサビサビ
とりあえずスプリングは朽ちていないけど、この子はひっくり返して保管していたので中が心配、、
FX870Pは
だけど電池外したら端子は綺麗だった。とりあえずこちらは軽いクリーニングだけでOK。
で、PC-1500は水洗いするために分解して裏蓋を外す。
と、なんじゃこれ
キーパネル側の裏に貼られていたであろうゴムっぽい材質の何か(写真右下)がネバネバボロボロと崩れ落ちる。多分経年劣化だろうな、他の2台とPC-1501も同様かも、、
そして液漏れした液がキーパネルの基板にも滴っている。こりゃダメかもね👎
まあそれは置いといて、とりあえず電池ケースの半田を溶かしてパネルを外し、洗面所で丸洗い
後は乾かしてワイヤーブラシのルーターとヤスリで磨く…。
とりあえず基板も全て外し、液漏れが付着した部分を軽く拭く、、が、キーパネルを見ると
無い!「0」ボタン部の接点パターンが朽ちている。。もう無理か、何か良い方法は無いかと考えた結果、ふとフレキケーブルの接点で代用できるかも?と思いつく。次の粗大ゴミで捨てる予定だったファックスを分解して
LCDのフレキが使えそうなのでカット
いける気がする
拡大鏡は持っていないので適当な機材で拡大
これを偶数奇数でチグハグになるようカッターナイフで加工…。
無理な気がする。
が、なんとか頑張って
出来た。
次に薄くするためペーパーで背面を削り、ペラペラになった物をスーパーXで貼り付けて
適当な線をほどいて1本にして、高さ方向に出っぱらないように追加基板の横に沿わせて地獄の半田付け。
とりあえず出来た。
で、一通り組んで電源を入れたが、LCD表示が変、、写真撮り損ねたが「NEW:0」の表示が横にダブっている。しかもジリジチカチカしている。。キーの「0」は押した感じも違和感無いし、キチンと受け付けて動作した。でもやっぱりダメっぽい、基板間中継フレキの根本も液漏れが付着して腐食しているようだし、この子は直せる気がしない。。うーむ残念。
いや、この子は普通に処分でいいんじゃないか?と今更ながらふと思う。