RGV250Γ VJ21A エンジン載せ換え
88Vガンのスタンダードモデルは1速が非常にローギアで2速との差が大きく、1速は出だしのみで即2速に入れる乗り方になり、なんだか乗りにくい。また1速でレッドゾーンなど高回転からシフトアップすると、ミッションのドグがカン!と大きな音を立てて機械的なインパクトがかかってる感じで、これも何気に気に入らない。89モデルではギア比が変更されているので、多分評判悪かったのだと思う。
88でもSPモデルはクロスミッション、走行性能曲線を見る限り街乗りでは1速がややハイギア気味かも知れないけど走り出せばリニアなシフトフィールになるのは明らか、ただこのミッションを探すも車両が希少で物が出ない。
と、車体入手以降ずっとミッションを探していたのだが、走行2万キロ程で多分88SPのエンジンと思われる物がキャブ付きの状態で安く入手できた。
シリンダー刻印は88、ブロック刻印はJ205-1099**なのでSPに間違いないと思うが、未保証なので不明。軽く所見した感じでは機関的な異常は見当たらない、乾燥状態でクランク回しまくってウォーターポンプ痛めたりオイルポンプにエア嚙ますのも嫌なので、クロスミッションかは未確認。
キャブはTM32SSで88の標準セッティングになっている、キースター製と思われるジェットとニードル類でオーバーホールされており、右メインジェットは外れてフロートチャンバー内でカラカラと遊んでいた。古い臭い燃料が残っていたが内部の詰まりや腐食は無く、フラットバルブの摩耗も少なくて自車のキャブより状態は良さそう。ただ残念ながら左キャブのフロートチャンバーカバーのホース付け根が折れて補修した跡があり、
ホース内(右端の黒いホース)のジェットも入っていなかった。
まあキャブはオマケ程度としか思っていなかったので、予備としてストック。
さて、このエンジンをバラしてミッションを移植するか?と思ったが、そもそもこのエンジン自体使えそうな気がする。むしろ自車エンジンより状態良いかも知れない。仮にミッション組み替えたとして、もしもクロスじゃなかったら無駄な作業にもなるし、、
という事で、自車エンジンのウォーターポンプオーバーホールは保留して、試しにエンジン載せ換えする事にした。
思いつきで作業始めたのでエキゾーストガスケットは再利用する方向、なるべく変形しない様に作業してエンジンを降ろす。キャブはそのままの状態で待機。まだ載せ換えたエンジンの素性は分からないし、積み戻しの可能性があるのでオタフク抜きカバーなどそのままにしておく。
次にこのエンジンを
積む前に、実家の塀の塗装しなきゃならん事を思い出して
塀を塗装、午前中に終わらせて夕方まで乾かせば雨降っても大丈夫だろう。事前に高圧洗浄しているので作業はすぐ出来る。。つか今日じゃなくても良かったよね、これ、、いやどっちもか、、
と塗り終えてから、エンジン積んで
オイルポンプエア抜き、冷却系洗浄して組み付け、キャブ付けて配線やらオイルポンプ調整やらオイル補充やら各部のネジ確認してエンジンスタート。
なんかいつもと同じ感じで普通にエンジンかかる。キャブバランスなども前のままでちょうど良い、というかエンジン変わった気がしないくらいいつもと同じ、とりあえず機関内部のオイルが安定するまで数分放置しつつラジエーターエア抜きを行い、一通り組んでクラッチ張り付いているかな?と気にしつつクラッチ握って1速入れてみる。
大丈夫だわ、で走ってみる。
おっ!1速が今までの1.5速位の感じ!
おー!2速3速とクロスでリニアな感じで乗りやすい!シフトダウンも当然同様に1速までリニア!
クロスミッションだわ!良かった♪
天気のせいかエンジンの差か、若干8000回転以降のパワーが弱い気がしなくもないが、このエンジンで行けそう、
そのままいつもの休憩ポイントまで走って、
もう夜だ、今日は雨降らなくて良かった。
家に帰って掃除。。
エンジン積み戻す必要は無さそうだし、しばらく様子見て、場合によってはこのエンジンのウォーターポンプをオーバーホールしよう
今日はここまで