一時的に使っていたJ205 SPエンジン、オイルポンプからの顕著なオイル漏れにより引退させたが、そのままではそのままなので原因調査する。
当初オイルポンプとエンジンとの接続部のネジ2本のうち、下側1本が緩かったのでミッションオイルが漏れていたのかと思ったが、増し締めしたものの結局オイル漏れは直らなかった。前回パークリで清掃し、その後漏れたオイルは綺麗で、匂いや粘度からエンジンオイルと断定
見た感じ赤丸部の車体前方向きのポンプカバーと、ポンプ下の排出ホースあたりにオイルの滲みがあり、オイルがエンジン下面に溜まっている。
ひとまずポンプ外す。ワイヤー固定している爪をマイナスドライバーで広げて外し
エンジンに固定しているネジ2本を外す。下のネジを外すと先端にグリスの塊が付いており少し違和感がある。多分リチュームグリスと思うが、オイルポンプガスケットにグリス塗って組まれてたって事か?普通脱脂すると思うが、、
ホース類を傷めないように、またなるべく軸に負担がかからないように気をつけながらこじって外した。やはり下面はベトベト
よく見ると車体後ろ側面のカバー下もオイル垂れている
そんなそこらじゅう漏れるか疑問だが、シールの硬化ならあり得る気もする。オイルポンプを外すため、給油ホースのクランプ先端とホースをニッパーで優しくつまんで外し
ホース解放はゴミ入る可能性があるので、適当な真鍮棒を2.9mm径にして
適当にカット
ホースに詰めておく
ポンプも適当なホースで出口塞いで
一度パークリで脱脂しておき、オイル給油口にディスペンサーで圧掛けてみる
漏れてこない、次にポンプを指で反時計回りに回して圧かける。クルクル回すと周期的に重くなり、この時出口に圧かかってオイルが出る仕組み
何度か回して塞いだホースにオイルが回ってきたが特に漏れは無い、まあ粘度もあるしジワジワ来るやつだろうなと、ひとまず吊り下げて1日放置した。
翌日みると、漏れてる。
場所はポンプ前の蓋の部分、あとホースで出口塞いで針金で縛ったけど緩かった部分
ポンプの蓋は確実に漏れているので
後のエア抜き面倒だけど、分解した。
この菱形のシールが硬化して漏れている。
厚みは、上の出っ張り部分が特に薄くて1mm未満だった
ポンプボディー側の溝深さも約1mmなので、シールとして機能不足、困った事に部品単品では売られていないみたいだ。
ポンプはMIKUNI製なので、同年代の2stオイルポンプなら互換性のあるシールがあるかも知れない
外周調べて同等のOリングで代用するか、フッ素ゴムシート切り抜いて作成するか、ポンプボディーの面0.1mm程削ってこのまま使うか、、
まあ急がないし、もう少し考えます。