RGV250Γ VJ21A 水漏れ修理

入手時から冷却系に問題のあった車両、どうもウォーターポンプカバーのインレット上に水滴が付くようになった。気づいたのは最近で、ウォーターポンプカバーを真鍮ブラシで磨いた後辺りからの症状

パイプから漏れているわけでは無く、上には水回りの構造物は無いし落ちてくるわけでも無い。リザーブタンクの液量も特に変化なく、ポンプの下やエンジン下周りも濡れていない。駐車して水滴を拭き、1日経って見るとやはりうっすらと水滴が付いている。乗っていないのにどこから来るの？

とりあえずアンダーカウル外して周辺見るも特に異常個所見当たらず。ウォーターポンプカバーにクラックでも入っているのか？とよく見ても特に損傷は無さげ、、そしてよくよく見ると水滴の少し上あたりのアルミが少し色が腐食してる感じ。ここひょっとして穴空いてるのか？

でもってワイヤーブラシのルーターで磨いてみると

とても微小な穴が空いていた。

ウォーターポンプカバー周囲にコーキングらしい物が付いているので、多分一度は開けられている模様。インペラーやケースカバー側が心配、とりあえずカバーは交換する方向でオクで探して内部の綺麗な物を落札。

届いたカバー

中は綺麗だがパッキンは硬化して亀裂が入っていた。

外は残念、エア抜きボルトも自車の方がマシ。

まあ安いし、外なんて磨けばいいだけ。

でもってクーラント抜いて自車カバー外すと

結構な腐食、爪で擦るとポロポロと剥がれる。中央奥にはクーラントの固形物が付着している。普通こんなところ腐食しないが、この車両は冷却系に問題があって空気入っていたので、それが原因と思う。カバーはダメだがパッキンは交換されているようで弾力もあり、コーキングが塗られていて状態は良い。爪で優しくなぞるとスルスルっと外れた。パッキンなんて新品でも数百円だが、物届くまで時間かかるし、とりあえずコーキングを剥がして再利用することにした。

肝心のポンプ側ケースやらインペラーやらネジ類は異常に綺麗だったので一安心、多分スピンドルのシールは交換されていると予想

とりあえずカバー接触面をクリーニングしておく。

落札したカバーを磨いて、自車のパッキンを再利用してバスコークを薄塗り。

あとは車体に組んでクーラント補充して完了。

その後１時間ほど走り、水漏れ無いことを確認して完了。