RGV250Γ VJ21A レストア2 フロント周り補修、冷却系問題、左オタフク抜き

カウルステーのサビが目立つし左側が内向きに曲がっていたのでカウルを外してモンキーレンチで修正。

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フロントカウルとメーターを外し、錆の多いカウルステーをワイヤーブラシとペーパーで磨いてシャーシブラックで塗装。

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メーターケーブルは指で回すとかなり重くグリス乾いてる感じ、中のフレキシブルワイヤーを抜きクリーニングしてエンジンオイルにつけて戻す。これで回転スムーズになった。

メーターも適当にクリーニング、ついでにバックランプのみ手持ちのT5LEDに交換、これ表面発行なのでイマイチだが、電球よりマシ。

電装接点をパーツクリーナーで清掃し、ハーネスはシリコンスプレーで清掃。

カウルステーが乾くまでフロントカウルと戦う。

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スクリーンがザラザラ。コンパウンドで磨く。

右半分磨いてみた。

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思ったより綺麗になるので勢いで全て磨く。

カウル本体もついでに磨いて完了。結構時間かかる単作業。

 

エンジン周り確認の為エアクリーナーを外す。

カバーの爪がサイド3箇所折れておりキチンと組まれていなかった。

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これはオクで探すことにする。

中のフィルターは案外綺麗で再利用できる状態。

左バンクのインシュレーターバンドが締まっていなかったが、まあ現車販売車両はそんなもんだろって感じ。

クリーナー下の水抜きは詰まり無く良好。

キャブは見た目普通で変な手は入っていない感じ、ネジの締まり具合を確認、特に問題無し。まだ調子見ていないので今回はキャブバラさない。冷却ホースの付け根に水漏れ跡があり、サーモスタットユニット周囲のクーラント固形カスが気になるので。ワイヤーとホースの引き回しにもなんだか違和感がある。

キャブにゴミ入らないよう適当なウエスをかぶせる。

 

排気デバイスの状態が気になるので確認することに、左バンク確認するにはラジエーター外す必要があるのでクーラントを抜くためラジエーターキャップを外そうとしたら土台ガタガタ。本来ボルト2本で止まっているユニットが遊んでいる。ボルトは1本しか無く仮締めの緩んだ状態だった。キャップ外すと、、水が見えない。

これアカンやつ、冷却系に空気入ると酸化してサビが発生する。ジョイントも痩せるしサーモスタットもポンプも痛むしポンプシール破損したらミッション側に水入る。嫌な予感がする。ミッションオイルはまだ見ていないが、水回っていないことを祈る。

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キャップ見ると負圧側のパッキンにヒビ割れがある。これじゃ空気吸ってリザーブタンクから水吸えないはず。圧力も0.9k品だし、純正は1.1k指定なので不適切。このキャップは使えないのでクーラントやタンククッションと共に発注した。

車体を屋外に移動し、左バンク下のドレンを外してラジエーターキャップを外す。

出てきたクーラントの色が異常に薄い。そして量が少ない。嫌な予感しかしないが、茶色い水ではなかったので、長期間この状態ではなかったと思われる。

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ラジエーターを外す。

転倒によるものと思うがラジエーターは左側が少し変形しており、左下車体側のステー受けが本来とは異なる位置で固定されている。また左バンクのエキパイとも干渉していた。穴は開いていないしフィンも曲がり有るけど問題なさそう、なので軽く修正して中は水洗い。白いカスが若干出てきたが、内面見える範囲で異常な腐食は無く、インレットは綺麗でアウトレット外周が腐食していたのを真鍮ブラシで落として再利用することに。

ここで全く関係ない閃き、キャブのカバーに缶スプレーのキャップが同じ口径でドンピシャ。

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ってのはどうでも良く、ラジエーターホースなどから水道水全開で冷却系掃除。茶色のサビカスや白いアルミサビの粉がそこそこ出てきたが、思ったよりマシだった。

シリンダーの冷却ジョイントが少し心配だが、今回は外さず増し締めだけとする。

 

左バンクの排気デバイスキャップを開ける。

ドバッとカーボまみれの未燃焼オイルが出ると嫌なので、念のため車体下に水を流しておく。

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キャップは外した痕跡がないので初かな?

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エスで構えてマイナスドライバーで軽くこじってキャップを外す。

ドロッとソースが出てきたが、量は少なく大さじ二杯程度かな?

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バルブは思ったより綺麗、指で触って可動部動かすと特に固着や大きなガタは無かった。これならまだオーバーホール必要ないか。

中の構造物までは状態不明だが、今回は見えるところをクリーニングするだけにとどめる。ここはキャブクリ使いたいが、中に入るとシリンダー脱脂してしまうので焼き付く可能性があるため埃の出ないペーパーウエスで清掃。

 

右バンクは下面なので後で室内作業することに。