RGV250 Γ VJ21A レストア3 リアサブフレーム補修、ギアオイル交換と右オタフク抜き
リアサブフレームは全体的にサビが酷い
外してワイヤーブラシとペーパーでサビを落とし、表面整えてシャーシブラックで塗装。
今回使った塗料は20年程前にストレートツールで箱買いしていた物。
リアフェンダーは破損なく、ウインカーも良好、汚れと樹脂白化程度なので軽く洗ってシリコーンスプレー吹き付け磨くのみ。
リアサブフレームを乾かしつつジェネレーターコイルとクランク/シフト/アウトプットシャフトのオイルシールを確認する
コイルは薄茶色でエナメルの状態は良好、ジェネレーター部は乾いておりシフトやアウトプットシャフトもオイル漏れ無く良好だった。
汚れが酷くパーツクリーナーでは落ちないので、オイルシールに付着しないよう気をつけながらキャブレタークリーナーで清掃する。
この車体はフレームやリアインナーフェンダーまでもが汚れの上からクリアーもしくはシールコートで塗装されており、キャブクリが付着した部分だけ塗料が溶けてベトベトになる。車体は別途キャブクリで塗料溶かして清掃する予定。
ひとまずエンジン各部のオイルシールやクランクケースのガスケット部はオイル漏れ無く正常なので、ミッションオイルを交換する。
今は何のオイルが入ってるか不明。
ミッションブロックに水が回っていないことを祈りつつドレンボルトを緩めるが硬い。また締めすぎてるよ、ヒヤヒヤしながら力入れると緩んだ。幸いケースもネジもなめてなくて良かった。
オイルの色は薄茶色、クラッチカスも少なめで白濁も無い。
水回ってなくてホットする。
ドレンボルトは磁石付き、この鉄カスの量なら普通だろう、金属破片など異常が無くて良かった。ドレンボルトをクリーニングして締め付け、オイル量確認用のボルトを外して、、ってこれまた締めすぎやし、、前のオーナーかショップか知らないが、この車体ねじ締め過ぎが多い、もしくは締め忘れの仮締めも数点、一通り点検しないと怖い。
で純正指定オイルを注入。
チェックホールからオイルが出てきたら適量。
このチェックホールのボルト、純正はプラスネジらしいけど10mmの六角ボルトが付いている。キチンとパッキン付いてるし、長さも当たりなく短すぎずで問題ないが、なぜ?純正ナメさせたか?まあ実害ないので良いが。
ついでに各部チェックすると、、
これはダメ。
クラッチケーブルの受け側が上下反対に組まれ、切り込み位置が反対になっている。結果ワイヤーを指で上に押すと簡単に外れる状態。
とりあえずワイヤー付け根周辺にダメージが無いことを確認し、本来の状態に組み直す。
ここ外したってことはクラッチカバー開けたのか?エンジン載せ替えたか?エンジンマウントは緩めた形跡なし、よく見るとクラッチカバーとクランクケースの結合部にコーキングのようなものが付いている。多分クラッチカバー外してるな。まあオイル漏れしていないので良い。
右バンク排気デバイスのオタフク抜き
左バンクの時は大さじ二杯程度しか出てこなかったので、気を抜いて室内でカバー外したらコレ。
床とバルブの表面を掃除する。バルブの動作は問題なかったのでフタ閉めたいけど、発注したガスケットが数日経っても届かないので一時しのぎで手持ちのベースガスケットで現物合わせで作成し組み付け。
排気ガス受ける部分なので材質的に適切ではないと思うが、ミッション確認の試運転まではこれで行く。