RGV250Γ VJ21A 初見とナンバー取得

無事到着したVJ21A、まず1番心配していたフレームのリアサスマウント下部クラックを確認。

左右両方大丈夫だ。

フロントネック部やアンダーブラケットのストッパーも異常無し、シートレールや各部マウントも大丈夫、曲がりやネジ穴も手が届く範囲一通り異常なし。

このフレーム使えるので早速ナンバープレートを取得。書類代¥40、プレート代¥530だったか？あと自賠責とりあえず2年で取得完了。

帰宅後あらためて外観チェック。

外装カウル類は紫外線劣化と傷が多々あるけど割れかけ無し、スクリーンくすみ酷くザラザラだが、磨けば使える？

右アンダーカウルの傷が深く、磨いて綺麗になるか微妙

まあ全体的には使える。

燃料タンクには感動！オク写真では凹み判断できなかったが薄傷数点でエクボ凹み無し、他の外装よりも色が濃く綺麗なので交換されてると思う、鍵も別だし。

というか鍵3本、メイン/タンク/シート全部バラバラで面倒くさい、シート鍵の土台ネジがオリジナルで外した形跡がないので、多分メインとタンクが変わってる。

サイレンサーは左右転倒キズ、左前が削れているが穴は無い。チャンバーもエキパイサビ程度で凹み曲がり無し。

フォークはアウターは表面腐食で見苦しい、

インナーは可動部サビ無くダストシールも亀裂無し、動かした感じ違和感ないので使えそう。

リアサスも見た目はサビ多く汚いが、可動部サビ無しオイル漏れ無し。リンク周りも汚いだけで異常なさげ、スイングアームは右側転倒によるステップ当たりで凹み有るが強度影響は無さそう、

ステップは右側ベースに曲がり有り、アルミなので戻したら折れるかな？サビは多いがペダル類の動作は問題無し、スプリングはサビサビなので替えたいところ。

キック根元のオイルシール大丈夫、オイル漏れ無し、しかし全体的に汚くフレームにも雨ダレのような固形物がチラホラ。爪で擦っても剥がれないが白い傷が入るので多分クリアかシールコートが塗られてると思う。

チェーンサビなくルーブが固形化したようでゴテゴテしているが良好、リアスプロケもゴテゴテだが良好、ただ張りすぎ、スタンドかけた状態で1cm程しか撓まない、乗車すると更に張るのでベアリングにも悪い。

ステムガタやスイングアームガタ無し。ブレーキディスクは若干サビ浮いてるが、異常な磨耗も無く充分使える。

ブレーキは前後スカスカ、それでいてフロント引きずりでタイヤの空気圧が低いのもあり移動が重い。

キャリパーは本来黒色だがコールドに塗装されている。

ひとまずエンジンかけてみよう。

傷だらけのアンダーカウルを外し、シートを外す。

シートの左側ゴムがフレームに張り付いている。タンク固定ネジもバラバラ、ネジ穴確認し問題無いので良しとする。

先日拾ったバッテリーを装着してキーON、排気デバイスアクチュエータの動作音はするが、聴いた事ないので正常か不明。

チョピッとだけ燃料入っている。エンジンオイルは何か不明だが半分ほど入っている。薄青色なのでヤマハの青缶かな？既にCCIS Type02入手しているが、混ぜるの嫌なので別途入れ替える予定。

ギアオイルは見えないが、フィラーキャップ部から覗くとクラッチはオイルで湿ってるので、まあ始動確認だけだし心配しない。

燃料コックは良好、漏れも無く動きも正常っぽい。ひとまずRESにして30秒ほど待つ。

キャブからのオーバーフローは無い。

チョーク引かずにキック4回で始動。

ただ、キックペダル根元のねじが締まっておらずガタガタでネジは長すぎて飛び出ている。とりあえず締め付けておく。

エンジンは自分の知る限り正常な音だ、ピストンスカートの摩耗によるカタカタとかリング傷入った時のチリチリとかクランクベアリング異常でのガラガラ音はしない。チョーク引くと2気筒ともバランスよく回転上昇、右バンク白煙多目、左バンク少な目だ。まだ冷却系や電装見てないので数秒でエンジン止めた。

ミッションとクラッチは冷却系確認後に確認予定とし、ひとまず自宅ピットに移動させる。

本来軽いバイクだが、重い

前後ブレーキパッドとキャリパーピストンにシリコンスプレーを吹き付け、マイナスドライバーで軽くこじってクリアランス確保。タイヤに空気入れたら軽くなった。エアバルブは一応大丈夫、タイヤは亀裂あるので交換すべき。

しかしまあ汚い。

まず洗車する。水入ってやばそうなところが無いか確認し、ワイヤーやキーホール及びリンクまわりに先にシリコンスプレーを吹き付けてから軽く水洗い。

その後拭きあげて自宅ピットに移動。

この子は全体的に腐食や汚れが多いが、年式考えたら良い方かな、数年前にレストアしたVT250スパーダよりはマシかも、とりあえず雨ざらしの長期放置車では無かったようだ。