RGV250Γ VJ21A J205予備エンジン排気デバイス清掃 その2

先日に続き今度は右バンク、こちらは下側に配置されているのでエンジンを立てたい、まず邪魔なラジエターホースを右バンクから恐るおそる外す。このエンジンは車両入手時に冷却水が異常に不足していたので、ひょっとしたらジョイントの金属が錆びて朽ちかけている可能性もあり、かなり慎重に作業した。

ホース類外す時は押し込みながら捻り、まず固着を剥がす。剥がれたら引き抜き
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思ったより状態良いな、ホッとした。

続いて左バンク、
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こっちも大丈夫だ。

と、残りウォーターポンプのホースを外す時に気がついた。ウォーターポンプとクランクケースの間に水抜き穴あるじゃん!

これならシール逝かれてもクランクケースに水入らないでしょ、
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ってよく見たらカッチリ詰まってるし、、

ドリルの刃を使って1分程かけてやっと貫通

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いや、今はこれじゃない。

エンジン後部のオイルポンプワイヤーを通している金属ホースを外して立てる。

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あとは先日同様に関連部品を外す。

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こちらのシャフトは段付き無く良好。
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バルブ固定しているネジ1本だけが異常に固くて舐めそうなので、インパクトドライバーを使った。
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こちらのデバイスの方が状態良いかと思ったが、
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外側のデバイスだけ1箇所当たりの強い部分がある。特に逆面にカーボンが溜まっているわけでも無いし、多分製造時の組み付けバラツキによるものと思うが
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段差も無いし、清掃してそのまま使う。

ピンもアルミスペーサーも良好なので、特に部品交換必要ないな、
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シリンダーのデバイススリーブも特に問題無いし、奥に見えるシリンダーの吸気側クロスハッチもまだあるね、このエンジンまだまだ使えそうな感じだ。

あとはデバイスとスリーブを清掃して組み付ける。ネジ締める際はデバイスの可動接触面が出来るだけ平行になるようにピンを下側に押さえておいた。

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でもって次にシャフトだが、これは少し手入れ必要なので次回です。