衝動買いのジャンプスターター兼エアコンプレッサー
昨年末からデリカD5のセルが少し重く感じてきた。とりあえずトリクル充電して復帰したようだが、バッテリー交換後4年半の冬を迎えるのでそろそろ寿命でもおかしくない。
バッテリー交換すれば良いと思うが、新しいバッテリーも外れ引いたら突然死するし、実際過去に経験もあるので、特に出先でトラブった時の保険にジャンプスターターが欲しいなあと思っていた。
LEDライトやUSB電源機能付きの物は多いけど、いざという時の物なので多少サイズ大きくても能力には余裕が欲しい。
で、ネットショップ探してたどり着いたのがこれ。
ピーク電流2000Aでエアコンプレッサーとケース付きで評判も悪くない。
で届いた物を見るとケースは思ったより幅があり
開けると片面にケーブル類がスカスカに入ってて反対面に本体が収納されている。
(モノタの単三電池はサイズ把握用に並べただけ)
本体を取り出して右上のボタンを押して電池残量見ると68%なので、あまり残量減った状態で大電流流すとバッテリーに良くないので、まず充電する必要があるな
本体裏面にはエアコンプレッサーのホースが良い塩梅で収納されている。
底面はLEDランプになっているのだが、どうも本体を持つと中からカラカラと何かが転がる音がして気になる。まあ中華なのでこんなの普通だが、バッテリー入っているので金属ネジなどが遊んでいるならショートの危険性もあるし危険だよな。
どうせ不良返品しても次も同じかこれ以下の可能性もあるので、取り敢えずセルスタート以外の電気的な動作に問題無い事を確認して分解する事にした。
で背面のネジ7本のうち底面側の2本外す時点で原因判明、ネジが妙に緩いし緩める際にコロコロと音がしたのでケース割れてるのが分かる。
内部の樹脂表面には金型の離型油か何か知らないが油分が付着しているし、樹脂の割れ方もモロくて素材か成形時の温度管理が悪い印象。
2箇所がこの有様、製造作業者は多分締める時に気付いたと思うが、まあ所詮中華だな。
対面の樹脂タップもクラック入っているが、
まあ欠けてはいないので許容範囲。
バッテリーは一応きちんとバランス充電する回路っぽく、電気設計は悪くない印象。またバッテリー部分に3Mの両面テープを採用しているのは良いが、片面クッションとして使っているので過剰な気もする。つか上のテープは配線固定も兼ねているようだが作業が雑で張り付いてない。。とりあえずきちんと貼って、分解ついでにコネクターや半田付け状態を確認、これらは問題無かった。
エアポンプのモーターを樹脂で固定しているけど、これって耐熱性大丈夫なのか?疑問があるので長時間使うのは避けた方が良さげ、つかネジ4本中1本締まりきってなかったので締めておいた。ったく雑だな…
割れていた樹脂はパークリで脱脂してとりあえずエポキシで固めておいた。まあ素材悪けりゃどうせまた割れるしあまり意味ないけどね。
とりあえず他のネジ5本は大丈夫なので、補修した2箇所は優しく締めておいた。
数時間充電して100%になったのでジャンプスターターを試そうと車に接続し、車のバッテリーのマイナスを外してジャンプスターターだけ接続
でもこれでは全く出力されなかった。
どうやらショート防止用の安全回路が入っているようで、接続先にある程度の電圧が無いと出力しないらしい。
てことは突然死系のバッテリー上がりでは使えないって事だな。。まあしゃーない。
動作確認の為にわざわざ車に弱ったバッテリーに積み直すのも面倒なので、とりあえずバイク用の廃棄バッテリーに繋いで出力するかだけ確認する。
弱ったバッテリーは約7V、ここにジャンプスターターを接続するとリレー音がして16.27Vあたりまで上がった。
まあこれじゃ大した電流流れてないので実際のセルが回るか確認出来てないが、とりあえず出力はされてるな。
ついでに最近タイヤの空気を入れていないスパーダに空気を入れてみる。
ホース繋いで電源入れたら現在の空気圧が表示され、2.1 kg/cm2 なので結構減ってた。
設定を2.7 kg/cm2にしてポンプ電源入れると、15秒くらいかな?で設定値に到達して自動停止した。ポンプの耐久性は不明だけど思ったより速いし応急用としては充分使えそう。
LEDライトは
まあ特別明るい訳ではないが、これもアウトドアや応急用としては充分と思う。
という訳で、とりあえず車に積んどけば安心できそうです。
但し3ヶ月に一度は充電する事が推奨されているので、多分有事の際には充電忘れて使えない予感が…