スパーダ250 MC20 走行中に吹けなくなったら
明日からスパーダ250で長距離走る予定でふと思い出した、3年前の話だけど誰かの参考になれば程度で書いときます。
もし後付けの燃料フィルターで薄茶色のジャバラ濾紙タイプを使っているなら要注意。このフィルターは見た目が綺麗でも燃料流量が異常に制限され、車体によっては必要な燃料が流れなくなることがある。
もし下に書いたような症状が出た場合はフィルターをメッシュタイプのものに変えることをお勧めします。
以前スパーダ250で80Km/hほどでの巡航からアクセルを開けるとガス欠のような状態になり、アクセル戻して数十秒すると復帰、またアクセルを開けると時間差で同じような症状になることがあった。この時タンク内の燃料は少なめだがリザーブに入れるほどでもなく、まだ3〜4Lほど残量がある状態。ここで燃料を満タンにすると問題なくなるが、減るとまた同じような症状になる。これはスパーダ250を入手して間がない時のトラブルで、この車体は入手時から後付けのジャバラ濾紙タイプ燃料フィルターが付いており、見るからに綺麗だったので疑いもせず、燃料コックかタンクキャップの通気穴詰まり、もしくはキャブのフロートバルブ辺りかと思って点検及びクリーニングするも改善せず、結局後付けの燃料フィルターを外してバイパスすると良化した。多分前のオーナーは良かれと思ってフィルターを追加したのだと思うが、結果的にトラブルを招いている。この車体はタンク内に細かなサビが多いので、その後フィルターをメッシュタイプで磁石付きのものに変えることでサビカスがキャブに回るのを防ぎ、流量も問題なく完全良化している。
今自分が使っているのはコレ
自分がオリジナル車両に手を加えてフィルター追加したとすれば、多分その変化点に対する症状としてフィルターを疑ったと思うが、中古で入手した車両など人の手が入っている場合、トラブルの原因究明に余計な手間がかかる。トラブルシュートの基本はノーマルに戻すことだけど、旧車の場合は後付けで燃料フィルター追加するのは定番なので盲点だった。