PC-1211 LCD交換と思い出
海外の個人の方に発注していたLCD、USPSで米国カリフォルニア州からサンフランシスコ国際空港を経て台湾経由で約2週間かかって無事に到着した。
これで40年前のポケコン直る?
LCD作成者に感謝しつつも半信半疑で移植作業開始。
静電気に細心の注意を払い、LCDユニットの爪を極小マイナスドライバーで起こして外す。
外したLCDユニットから更に導電ゴムを外す。当然導電面は指で触れぬように、またゴミが付かないように丁寧に外して横置きする。
次にLCDは金属のプレームに両面テープで貼られているので剥がす必要があり、これが最大の難関。まずLCDの位置決め状態を控えておき、もう終わっているLCDなので躊躇なくドライヤーで熱を加えるが、割れないようにフレームの端にある交換用の切り欠きらしき部分に細いマイナスドライバーをゆっくり押し込んで両面テープをジワジワと剥がして無事に分離した。
フレームの歪みが無いことを確認し、両面テープも40年前の物だが綺麗にフレーム側に残ってくれたので、パーツクリーナーで清掃して面の粘着力を回復させて再利用。
新品LCDの両面テープ当たり面をクリーニングし、保護シートを剥がしてフレームの元の位置に合わせて貼り付ける。
後はLCDの導電面を綿棒でクリーニングし、導電ゴムを乗せて基板に組み付ける。フレームの爪がキッチリと基板を締め付けるように曲げ戻し、エアでゴミを飛ばして本体に組み込む。
後は電池を入れて電源ONオン!
おー完璧!懐かしい、無事に表示されました。
小学生の頃の親父との思い出がよみがえってくる。親父が他界して2年になるが、もし生きていたらどれほど喜んだろうかと残念で悲しくもなる。
こんなもの今の時代では単なるゴミだけど、きっと自分と同じような思い出のある人もいるんだろうなぁ。
さて自分が他界した時に息子が同じような境遇に至るような物って何かあるだろうか?…思いつかない、まあこれは本人次第か…
LCD作成者にあらためて感謝です。