スクーピー 駆動系メンテナンス
身内のスクーピー、昨年末に足回りはリフレッシュしたが、今度は最近急にエンジンの振動がおかしいと連絡が入った。機械音痴な身内の言葉では意味がわからず、ひとまず仕事帰りに寄って通勤鈍行スマートDIOからスクーピーに乗り換えて引き取ってきた。少し走ってみると20km辺りで変速上限に達し?そのままエンジン回転と速度が連動してメーター読み33kmが最高速w。。もうプーリーが適切に動いていないのは明かだ。
帰宅後早速駆動系開けてみるとベルトのカスだらけで黒々している。
新車から17年、走行距離不明(メーター何周かわから)一度もメンテしないとこうなる。
どうやらカバーのシールが甘く、少し水も侵入していたようで、クラッチ周りは錆も目立つ。
当然キックは固着して動かないし
プーリー外すとこのザマ
昔ウエイトローラーだったと思われる個体達
さすがにメンテ怠り過ぎ、多分ウエイトローラーの樹脂が切れ、金属同士が擦れたのがトドメになったものと思う。
近々交換しようと既にベルトは購入済み、通勤鈍行スマートDIOの純正プーリーやら適当なウエイトローラーもあるので、とりあえずドライブ側はフェイスとボス以外一式交換する方向。ドリブン側は軽く汚れ落としてそのまま使う。
左が予備のスマートDIO純正、右が上記スクーピーのプーリー、右は明かに変速可動範囲が狭くなっている。
スマートDIO純正も表面が少し傷んでいるので、どのご家庭にもある小型の旋盤で軽く磨き
フェイスも同様に磨く
ウエイトローラーは標準の6.5 g x 6にしたいが手持ちは6.0 g x 3とAF34 DIO乗ってた頃のZEROの7.5 g? x 3、トータルでは標準より重くなるけどベルトとの兼ね合いもあるので一旦この状態で組む
予備ベルトは社外新品、性能や耐久性は不明だが、少なくとも17年以上使ってきた亀裂入りベルトよりマシなので交換する。
左が元のベルトで右が新品
厚みも接触面積も溝のパターンも違う、
後は元通り組み付けて、ついでに固着キックもクリーニングしてグリスアップしておいた。
後はケースのシールに薄くスーパールブを塗って組み付け完了。
エアクリも掃除した方が良さそうだが、今日は遅いしエア吹くと近所迷惑なのでパス。
その後試走した感じでは「普通」より気持ち変速中のエンジン回転数が低めかな?という程度、加速も気にならないし速度も普通に出る。
まだベルトの当たりが出ていないので、今後多少変化すると思うが、まあ身内はスピードとか加速よりも燃費と乗り心地を優先するタイプなので、とりあえずこれで様子見てもらう事にした。