RGV250Γ VJ21A ウインカーLED化
ウインカースイッチ入れた時に「キキーン、カッ、チッ、カッ、チッ」という始めのキキーン音が好みではなく、またキキーンの間は点灯しないので車線変更時など操作後に周囲に伝わるまで1秒近くタイムラグがあるのも気に入らない。あとバルブ類はなるべくLED化したい。というわけでウインカーリレーを変えてバルブもLED化することにした。
リレーは2ピンタイプ。とりあえず無音よりも何らかの音が出た方が消し忘れ防止になると思い、あまり調べず適当に音の出るLED対応のリレーをポチる。
合わせてバルブもS25ピン角180° の安い27連アンバーの2個セット物を2つポチった。
届いたリレーとLEDバルブ
写真には写ってないけどLEDはもう一袋で計4個、まずウインカーリレーから
0.1W〜150W対応なので通常のバルブもドライブできるし、とりあえずリレーだけ交換。リレーはアッパーカウルの左内にあり、防振ゴムもそのまま使えてポン付け。
試しに点滅させてみると、、まさかのピーッ、ピーッ音、、完全に圧電スピーカーでビープ音出してる。というかこの音ってどこかで聞いたような、、はっ!郵便のカブと同じ音?
うわあレーサーレプリカの車体にこの音は無いわ〜、
あと音は消灯期間に出るので、消灯でも若干の電流が流れてるはず、ひょっとしてバルブLED化したら点滅の消灯期間も若干光るのでは?と、とりあえずLEDバルブも交換してみる。
RGV250のウインカーをLED化すると、メーター部のターンインジケーターバルブ経由で反対側のLEDもドライブできてしまい、ハザードのように全て点灯する。これは別途対策するとして、ひとまずインジケーターのバルブを抜く。この状態でウインカー点滅させると案の定ピーッと鳴る滅期間も薄暗くLEDが光っている。
スイッチOFF時
ONで点灯時
ONで消灯してリレーがピーッと鳴っている時
いまいちだな、というか点灯時の明るさも思ったより暗い。このLEDはクリアレンズでは許容できそうだが、RGV250の純正レンズでは暗くて昼間危なそう。という訳で却下、安物買いの銭失いになってしまった。結局LEDは買い直すことになり54連のホワイト4個を再ポチ。
届いた54連LEDバルブに交換しすると明るさは充分、ただホワイトにしたのでウインカーはオレンジというより黄色に近い、
まあ視認性に問題ないので良しとする。しかも明るい割に消費電力が少ないのかリレーの消灯期間が妙に長くなってしまい、このままではダメだ。
というわけで対策。
ピー音はカチカチ音にして、消灯期間も適切になるよう負荷を増やし、きちんとメーターのウインカーインジケーターも光るようにする。
まずリレーの無音化、リレー外して分解。
端子付近の爪を細いドライバーで広げるだけで外れた。中身はシンプルでタイマー付きのFETらしきICと、チップ抵抗や電解コンデンサーに
小さな圧電スピーカーが付いている。
無音化は簡単、圧電スピーカーの半田を溶かして外す。
これで無音化完了。
次にカチカチ音とインジケーターの点灯。
カチカチ音は物理リレーの音が好みなので、部品箱に入っていた三菱車の小型12Vの物リレーを使うことにする。
コイルの抵抗測ると126Ω、単純計算で12V時95mAなので1.14W、これならウインカーリレーでドライブしても問題ないだろう、試しに12V繋げると丁度いいカチカチ音だ。
あとメーター部のインジケーターを点灯させたいので回路を作成する。純正インジケータの仕組みはシンプルで、単にウインカーの左右のプラスがインジケーターバルブの端子に繋がっているだけ、右ウインカー出すとインジケーターの片方にプラスが来て、反対の端子から左ウインカーバルブ経由でマイナスに繋がる。インジケーターバルブは光っても微小電流しか流れないので、反対側の左ウインカーは点灯しないって仕組み。左ウインカー出すと逆の動作になる。
要はウインカー出すとインジケーター端子のどちらかにプラスが流れるので、そのプラスをインジケーターに繋げ、反対の端子には流れない様にすればよい。この場合ダイオード2つで整流すればOK。自分は物理リレーも駆動するので、余裕みて50V1A程度の部品を探す。適当に使わなくなったACアダプターを分解すると良いものが見つかった。ブリッジダイオードで定格1000V、4A品。
完全にオーバースペックだが、余裕はあるに越したことはないし、これを使う事にした。
で車体に繋げるため、車体側ハーネスの加工場所を検討、インジケーター付近は手が入らないが、メーター配線とメインハーネスのコネクター付近なら手が入るので、ここに決定。
メーターインジケータカバーを外し、インジケーターバルブを外す。
コネクターを外しメーター配線側のコネクターからインジケーターに繋がっているハーネスをテスターで探る。
緑がインジケーター端子の上側、黒がインジケーター端子の下側。
ここをカットして、最悪元に戻せるようにギボシ端子を付ける。コネクター側から給電されるので、端子が外れてもショートしないよう雌端子をコネクター側にする。
後はブリッジダイオードと物理リレーの回路を作って
とりあえず仮接続
アースはホーンの土台から取る事にした。
インジケーターバルブはT5、これもLEDが部品箱にあるので交換して動作確認。インジケーターLEDが点かないので180°回して再取り付けでOK。
これでウインカースイッチ操作した後のタイムラグも解消され、リレーのカチカチ音もインジケーターの点灯もウインカーの点滅タイミングもバッチリ、点滅の滅期間に薄暗く光ることもなく、理想の状態になった。
後は配線を綺麗に引き直して完了。