製氷できない冷蔵庫の修理
先日奥さんが氷が出来てない!と…
我が家の冷蔵庫は三洋の「SR-46A」でもうすぐ20年になります。もう寿命が来てもおかしくないし充分働いてくれたので、この機会に買い替えようか?と思いましたが、さすが三洋の冷蔵庫、今もコンプレッサーは静で冷蔵も冷凍も良好です。
製氷は冷蔵室のタンクに水を入れると下の製氷庫に氷が溜まる構造。とりあえず原因調査して直らなければ買い替えることにします。
タンクに水を入れても下の製氷機に水が回らないのでポンプか?と思いましたが、製氷機を覗いてみると
上面奥の氷桶がねじ曲がった状態になってます。て事は氷を落とした所で止まってる?であれば給水しないはずなので、この氷桶を動かす機構かセンサーの異常か…
製氷機は天面の爪を押さえながら引っ張ると
簡単に外れました。
あとはコネクター2つ外して引き出し
やっぱりねじった状態になってます。
とりあえず分解
ギアの位相などを気にしながらサーボユニットも分解
ギアに破損は無く問題無さそうで、大きなギアの裏にはカム機構があり、スイッチと扉開放アーム?を駆動する少し複雑な構造になっています。いずれにせよ機構的な問題は見当たりませんでした。
電気的にはモーターとタクトスイッチの簡単な構造で
モーターは電池を繋ぐと回るので問題無さそう。
タクトスイッチは
ん?テスター繋いでボタン押しても導通不安定で、グッと押したら導通します。
って事はこいつかな?とりあえず接点復活剤をほんの少し吹き付けて
何回かボタン押したら導通が安定しました。
あとは清掃して組み立てます。
冷蔵庫本体に装着して急速製氷ON
すると3時間ほど経過した頃にコロコロっと小さな音がした事に奥さんが気づき、見てみると
おっ出来てますやん!
製氷機の氷桶は
きちんと上向いているので大丈夫です。
という訳で製氷機内タクトスイッチの接触不良が原因でした。